文字起こし
A/Bリピートで文字起こしとディクテーション
文字起こしは、細部まで正確に聞く練習です。A/Bリピートを使うと、長い音声の中で場所を失わず、 インタビュー、授業、講義、自分の録音を短い単位で確認できます。
具体例:数字で指示が変わる
Please bring fifteen printed copies on Thursday. The session starts at nine fifteen in room three.
このオリジナル英文は、英文テキスト練習でそのまま読み上げ、区間リピートができます。自分や学習仲間が録音したMP3でも練習できます。合成音声の強勢は肉声と異なる場合があります。内蔵のメロディーは別の練習です。
次はわざと間違えた下書きです。“Bring fifty copies on Tuesday. Start at nine fifty in room three.” 自然な英文でも指示が誤っている場合があります。数字全体と前後の語をA/Bに残し、1周につき1項目を確認します。
4項目の答え
- 部数:fifteen、つまり15部。fiftyではありません。
- 曜日:Thursday、木曜日。Tuesdayではありません。
- 開始:9時15分。9時50分ではありません。
- 部屋:three。この項目は下書きも正解です。
午前か午後かは書かれていません。文脈なしにAMやPMを加えないでください。
意味の誤りと表記の違いを分けます。“15”と“fifteen”は同じ数量ですが、“printed”を省くと印刷物という条件が抜けます。逐語録では語を残し、実務メモでは行動に必要な詳細を残します。区切り方は内蔵音声の練習で先に確かめられます。
意味と正確な語句を分ける
一回目は分かった意味を書き、二回目で正確な語句を補います。最初から一つ一つの文字を追うと、 文全体の構造を見失いやすくなります。先に意味をつかむと、あとから聞こえた細部を整理しやすくなります。
実践しやすい流れ
- 一つの短い文や表現をA地点とB地点で囲みます。
- 1xで聞き、主な意味を書きます。
- 0.75xで聞き、抜けている語を補います。
- 名前、数字、不明瞭な音だけ0.5xで確認します。
- 1xへ戻し、自分の文字起こしを読みながら聞きます。
分からない部分は印を付ける
聞き取れない語があるのは自然です。空欄、疑問符、短いメモを残して次へ進みます。後の文脈が、 前の分からなかった語を助けることがあります。同じ一秒を長く聞き続けるより、少し時間を置く方が有効です。
確認の仕方
公式の文字起こしがある場合は、自分で一区間を書き終えてから比べます。文字起こしがない場合は、 音声を流しながら自分の文章を声に出して読みます。リズムの違いが、抜けた語、誤った語尾、意味を変える句読点を教えてくれます。